初めに
タイトルの通りです。いやなんつってもセカライが最高すぎたんですわ。ホンマに。円盤出たら買うかもしれん。正直あんなにボカロ好きがこの世に存在すると思ってなかった。後てらてらがさァ!
セカライの後でボーカロイド楽曲に対する思いが非常に大きくなっているので、25年の人生と共に歩んだ楽曲達を文章と共にまとめておこうと思います。いつもの好きの押しつけです。
基本的にはこのプレイリストから何曲か引っ張ってきて解釈のフレーバーテキストを添えられたらと思っています。プレイリストのリンクはTwitterかなんかに置いとくから良かったら聴いてくれや。
・世界を壊している/Neru
https://www.nicovideo.jp/watch/sm26705595?ref=nicoiphone_other
ジャズロックテイストのNeru。歌詞はNeruのそれなんだけど曲調は珍しいタイプなので好みが分かれそう。
「悔しいんだろ/歌っていたようにさ やり返してみろよ」という挑発じみた問いかけに「わかっている わかっているんだ どうしようもないんだよ」「黙ってくれ 黙ってくれないか どうしようもないんだよ」と返すBメロが印象的。
何者にもなれない事が許せなくて、それが受け入れられなくて足掻き続けた青春の苦い記憶が蘇ってくる曲。
・天使だと思っていたのに/鬱P
https://www.nicovideo.jp/watch/sm32672006?ref=nicoiphone_other
周りと同じ事が出来ない、当たり前が出来ずに置いて行かれる者の苦しみと絶望を歌った曲。ミクのデスボを聴きたければこいつがオススメだ
Cメロから落ちサビの流れが追い詰められていく絶望感を重苦しく描いており、これは初見で聴いて欲しい 出来れば歌詞見ながら聴いて欲しい。
・ジェへナ/wotaku
https://www.nicovideo.jp/watch/sm35507640?ref=nicoiphone_other
(ボカロver)
https://www.nicovideo.jp/watch/so43019233?ref=nicoiphone_other
(みずえなver)
敢えて2バージョン並べました。順番に聴いてください。
生きているだけでより深く堕ちていく人生という地獄で、何一つ変わることは無いけれど、本当に残念だけれど、それでも生きていくしかないと歌うエレクトロ・スウィングの1曲。タイトルはブルアカのオタクおなじみの「Gehenna」から。
「真っ黒く濁って割れた心を アルコールで消毒して眠る」←詩的な表現ですがこれやったら精神科医から禁酒勧告受けたのでマジでオススメしません。
この曲僕は一人の人間の視点から描かれた一人称の楽曲だと解釈してたんですけど、プロセカでみずえなが歌い始めた事で一気に解釈の幅がぶち壊れました。してやられました。
特にラストの「苦しみだけが絆なんだ」の「絆」に明確な文脈が産まれてくる訳です。4年経って突然新解釈お出しされるの本当にエグいです。一人の人生の歌を二人で歌うのはもう結婚してるような物じゃないでしょうか。
・ハッピーエンダー/Ayase
https://www.nicovideo.jp/watch/sm34557208?ref=nicoiphone_other
僕が大事な発表とか勝負事の前に絶対聴く曲。この曲のせいで最後の最後まで手を抜けなくなったと言っても過言では無いです。ハッピーエンドを迎える為に、余すこと無く全てを賭けようと思える曲です。
・夕染/バルーン
https://www.nicovideo.jp/watch/sm29291647?ref=nicoiphone_other
もうパターン化された「エモ」飽きたんだよ。初夏の夕方、遊び疲れて友達と別れる際の一抹の寂しさ、夕暮れる街に感じる言語化できない不安、それらはどんなに言葉で取り繕おうとしたところで自分のものであることは変わらない。そんな曲です。どんな曲なんだよ
・芥の部屋は錆色に沈む/こんにちは谷田さん
https://www.nicovideo.jp/watch/sm29213174?ref=nicoiphone_other
我らがキタニタツヤ氏のボカロP名義の一曲。こいつが無ければキタニと出会うのは数年先だったかもしれない。先日のヒトリエとの対バンでしれっと拾えたのが本当に嬉しかった曲。
どうしようもない日々の中で積もり積もっていく塵芥のような理不尽と不条理、その中で醜くも育ってしまった物の曲。芥川龍之介モチーフを感じさせる言葉選びがオシャレ。
・天才/奏音69
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42666505?ref=nicoiphone_other
誰かに成りたかったのに、誰にも成れずに。好きなままでありたいのに嫌いになってしまいそうで。それでももう書くことでしか自分を満たせなくなった者の歌です。これ創作物作る人みんな刺さるんじゃねぇかな〜〜〜〜っていう浅い認識があります。何かを作る事に取り憑かれちゃうともう他の事で満足できなくなるんですよね なんか8割ぐらいは満たされるけど10割にはならないみたいな感覚。楽しいんだけどどこか「スン…」ってなるような感覚。僕はそれのせいで建築にしがみついてるので本当に終わってます。これ東雲絵名に歌って欲しいな…歌ってくんないかな……
本人歌唱バージョンが割と歌詞聴き取りやすいので初見だとオススメかもしれない(URL略)
・About me/蝶々P
https://nico.ms/sm22820339?ref=other_cap_off
(ほぼ)全編英語です!僕はこれちゃんと自分で訳す為に英語の勉強頑張りました!いまでも意訳解釈ふわふわしてます!英弱雑魚!
恋人と喧嘩した翌日にその恋人が死んじゃって、新しい恋人を作ったけどふとした時に前の恋人の事を思い出しちゃって…という曲です。作者がTwitterで言ってました。Xか。
・ラブレター・フロム・メランコリー/カラスヤサボウ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm25795428?ref=nicoiphone_other
カラスヤサボウ氏の架空の映画見て書いたシリーズの曲です。「今宵の月は綺麗ですか?」というフレーズがあまりにも端的に届く事の無いラブレターを表していて言葉選びの巧みさを感じます。こんな感じの雰囲気の映画あったよね。え、無い?嘘やろアマプラで見たって
終わりに
普通に多すぎるのでちょっとずつ書きますね…